記事87 不動産エージェント ウッドランドの妻子殺人事件

シンガポール
被告の元不動産エージェントは、2017年1月20日に自宅のウッドランドフラットで妻(39)と娘を殺害したとして、2件の殺人事件で裁判にかけられました。
 
夫婦は再婚で、2009年に結婚しましたが、2014年に妻の不貞があり、被告は娘が彼の実の娘ではないのではないか?という疑いを抱き始めました。
被告は、以前は不動産エージェントとして月額2万ドル近くを稼いでいましたが、市場の冷え込みと共に収入が減少し、2016年後半リフォーム会社の営業職に転職しました。
しかし、家計の経費を減らせず、被告のギャンブル癖もあり、借金に悩まされていました。 それは、夫婦の頻繁な喧嘩につながりました。
2017年1月20日の朝、被告は学費の支払いが滞っていたため娘を学校に送らないことにし、これに対し妻が夫を役に立たたずと非難しました。
被告は妻をタオルを使い彼の手で絞め、その後、同じ方法で娘も絞殺しました。
被告は法廷で、娘は彼の最愛の人であり、両親なしで娘が残ることを望まなかったためと述べました。
 
被告の弁護士は、被告の妻が娘の前で彼を軽蔑し挑発したため、妊娠中の妻と4歳の娘を殺害したとして、7/3に高等法院で主張しました。
また、被告は挑発され鬱病であったため、罪を犯したと弁護しました。
 
しかし、副検察官(DPP)は、2017年1月に被告が妻と娘を絞殺した方法は、自制心を失っていなかったことを証明していると述べ、被告の自己申告によるうつ病の症状を裏付ける客観的な証拠はないと主張しました。
 
判事は、この議論を聞いた後に判決を保留し、後日彼の決定を下す予定です。
通常、殺人容疑には死刑が科せられます。
 
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