記事54シンガポールのすべての人に、政府が開発している装着型接触追跡デバイスが配布される可能性が!?

シンガポール

Smart Nation initiative のビビアン・バラクリシュナン担当大臣は、6/5(金)に国会で、政府は開発途中の携帯型および装着型の接触追跡デバイスを間もなく展開するだろうと発表した。開発に成功すれば、シンガポールのすべての人に配布する可能性があると述べた。
 
バラクリシュナン博士は、国会議員からの質問で、”TraceTogether”連絡先トレースアプリのダウンロードを必須にする計画があるかどうかを聞かれ、「TraceTogetherアプリは、近接しているときにBluetooth信号を相互に送信することで機能し、ユーザーがCOVID-19で陽性のとき、当局が連絡先の追跡を行うことが容易になります。接触追跡デバイスは、TraceTogetherと同じ機能ですが、スマートフォンの必要がありません。アプリのダウンロードは、スマートフォンのさまざまなオペレーティングシステムで同等にうまく機能しないため、政府はアプリのダウンロードを強制しないことを決定しました。AppleのiOSは、アプリがバックグラウンドで実行されている場合、Bluetooth機能を一時停止します。その為、ユーザーは他のアプリを使用せずにBluetoothスキャンをフォアグラウンドのままにする必要があるからです。私たちはAppleと何度も議論を重ねてきましたが、いまだ満足のいく解決策を見つけることはできていません。それにもかかわらず、現在合計150万人のユーザーがアプリをダウンロードしました。これは、シンガポールの人口の約5分の1です。 アプリのダウンロードは自発的であることを考えると、この数字は素晴らしいことです。当局はまた、寮に住む移民労働者がアプリをダウンロードすることを義務付けており、さらに多くの人々がアプリをダウンロードすることを推奨しています。」と博士は述べています。
 
また、博士は個人情報の保護の観点から、個人データはユーザーの携帯電話に保存され、連絡先の追跡にのみ使用される。ユーザーがCOVID-19陽性の場合のみ保健省(MOH)がアクセスすることを改めて言及しています。ハッカーから保護するための暗号化を含む保護手段があり、25日より以前の古いデータはあなたの電話から自動的に削除されます。また連絡先の追跡に密接な連絡先データが必要な場合、MOH内の承認された役員の少数のグループのみがアクセスできるようになっているとのことだ。
 
さらに博士は、特にシンガポールがサーキットブレーカ-を終了した現在、迅速かつ正確な接触追跡の必要性を訴えました。「誰もが家にいる場合、実際には連絡先の追跡の必要性は最小限です。しかし、現在より多くの人々が動き回り、仕事に出るようになった為、より多くの人々が互いにより密接な相互作用を持つ機会がより多くなるでしょう。より良い、より速い接触追跡によってクラスターの発生率を減らすことができれば、将来、再度サーキットブリーカーを再導入する必要を回避できだろう。こ国民また、シンガポールに在住しているすべての人が私たちと協力してくれることを願っています。」と強調した。
 
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