記事25 飛行機の機内でのセーフディスタンスと高額なチケットが日常になる可能性が…

  • 2020/04/30

想像してみてください。乗客が半分しか乗っていない飛行機で、マスクを付けた客室乗務員にサービスを受けて目的地に向かっている情景を。

航空アナリストによると、これはCOVID-19が収束した後にも、安全性を確保するために「新しい常識」になる可能性があるという。

ニュージーランド航空、KLM、ユナイテッド航空など、他いくつかの航空会社もすでに特定の座席の購入をブロックするなど、安全な距離を確保するための措置を講じています。

しかしながら、現状の搭乗率は50%を下回っている場合がほとんどなので、今の段階ではこのことは航空会社にとって大きな影響にはなっていない状況のようだ。

国際航空運行協会(IATA)の局長がによると、もし今後、機内でのソーシャルディスタンスが課されていくことは、安価で旅行できる時代は終わることを意味していると語っている。

セーフディスタンスを保ったまま、以前と同じ価格帯で航空券を販売した場合、航空会社は莫大な金額を失うことになるため、運行が困難になります。最低利益を確保するためには、チケットの価格を少なくとも50%上げる必要があると語った。

別のアナリストによると、現実的に考えると、セーフディスタンスなどの処置が長期的に継続することはないとの見方も発表されています。旅行の需要が再び高まると、航空会社はより多くの乗客を飛行機に乗せたいと考えるでしょう。

世界がCOVID-19から脱出した後の航空会社にとっての新しい標準がどうなっていくかを言及するのは難しいが、コロナウィルスに関する現在の懸念を考えると、乗客を取り戻すためのセールスポイントとしてセーフディスタンスを導入する可能性はあるようだ。

また先週、エミレーツ航空は、航空会社としてはじめてドバイ保健省と協力して、ドバイからチュニジアへの本国送還フライトで、すべての乗客に対してのCOVID-19のテストを実施された。

成田空港や香港国際空港などの空港でも、リスクの高い目的地からの乗客を対象にCOVID-19テストが導入されています。

これらの措置も短期的には、新しい標準になる可能性がありそうだ。