味噌汁を食べて元気になろう！ ~美味しい味噌汁の隠し味

こんにちは。鰻家一の字の赤羽根です。
飲食店の現場に立っていると、毎日たくさんの方とお会いします。その出会いが楽しくてお店をやっているのですが、一の字がオープンキッチンで良かったです。いつも、ありがとうございます。

「みそスープみそスープ」と大声で言いながら、毎日来店してくださる日本人の常連様がいらっしゃいました。入り口すぐのカウンターに１人で座り、そのお客様だけの特別メニュー、味噌汁ご飯セットを召し上がります。お店のスタッフ全員とも顔見知りで、ついたあだ名がMiso Boss。
このMiso Boss、とにかく味噌汁が大好きなんです。「味噌汁に入っている根菜類や椎茸が身体の調子を整えてくれるんだよな。日本人はそうやってずっと健康を維持して来たんだよ」と言いながら、本当に美味しそうに味噌汁を食べていました。
“みそは医者いらず”ということわざがあるくらい、味噌にはたくさんの栄養効果があります。味噌は大豆から作られるためたんぱく質を豊富に含み、発酵する過程でアミノ酸やビタミンを生成します。食物繊維も含まれており、腸内環境を整える効果もあるんです。また、味噌はどんな食材にも合うという優れもの。特に味噌汁は、１つのお椀の中でたくさんの栄養素を手軽に摂取できる優れた１品です。
日本では昔から、その季節に応じた旬の野菜がたくさんありました。今でこそ、大体の野菜は1年中スーパーに並んでいますが、Miso Bossの大好きだった根菜類の旬は今、冬なんです。根菜類は身体を温める効果があり、寒い冬にはぴったりな食材です。味噌も身体を温める効果を持っており、味噌ラーメンが北海道発祥なのも納得ですね。

今回は、普段の味噌汁を美味しくする２つの食材をご紹介します。
・生姜
根菜類をたくさん入れた味噌汁によく合います。鰹出汁がなくても、野菜の甘みと生姜の香りで美味しい味噌汁が完成します。薄切りにして食材として食感を楽しんでも良いし、すりおろして入れても美味しいですよ。
・ニンニク
東京で修行していた頃、先輩から教えていただきました。普段通りに味噌汁を作ったあと、すりおろしたニンニクと豆板醤を入れると即席味噌ラーメンスープが完成します。豚汁など、こってりとした味噌汁によく合います。

数ヶ月前に帰国してしまったMiso Bossですが、日本でも毎日味噌汁を食べていて元気だそう。美味しく体にいい食事をして、ぜひ健康を維持していきたいですね。

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